今回の記事がいよいよWSOP2018の最後の投稿になりそうだ。今年のWSOPもいよいよ残り1つのトーナメントが残るのみとなった。メイン・イベントも日曜の朝焼けと共に勝者が決まった。 WSOPメイン・イベントの最終決勝は2名を残し、土曜の夜に始まった(2018年7月14日)。John Cynn(ジョン・シン)氏とTony Miles(トニー・マイルス)氏との一騎打ちが記録的な長さとなり、朝方5時過ぎまで10時間30分にも及ぶ攻防が繰り広げられた。結果、シン氏が堂々たる第49回2018年度WSOPのメインイベントを制する事となり、参加者7,874人の頂点に立ち、$880万の優勝賞金を手に入れた。因みに、2位のマイルス氏が獲得したのは、$500万で、そんなに悪くはない。でも、一番ではない。彼らポーカープロにとっては、賞金額が大事なのか、それともブラギング(自慢)できる権利が先行するのか? 【画像はLas Vegas Review Journal公式HP】
【↑映像はESPNポーカー公式HPより】
Event #78: The Big One for One Drop - $1,000,000 No-Limit Hold’em
先日もご紹介した、WSOP 2018で最も大きなトーナメントで、$100万バイ・インで、チャリティでもある「Big One For One Drop」(ビッグ・ワン・フォー・ワン・ドロップ)が本日、7月15日から始まった。結局、24人の参加者となったが、10レベルを戦った後、上位19人が何等かの賞金を獲得できることになる。一日目が終わった時点で、Rick Salomon(リック・サロモン)氏が$11,445,000手持ちチップで優勢。彼は、以前同じトーナメントで2度ファイナルに出場している。2014年のラスベガスで行われたOne Dropでは4位に入り$2,800,000獲得し、2016年のモンテ・カルロ(ヨーロッパの本物)で開催されたOne Dropでは€3,000,000の第3位であった。ポーカー界の大物勢がザクザクと参加しているこのトーナメントだが、WSOPのブレスレットを10個も獲得しているPhil Ivey(フィル・アイビー)氏が第2位で、直ぐ後に第3位でブレスレットを6個持っているDaniel Negreanu(ダニエル・ネグレアヌ)氏となっている。
その他有名どころでは以下の様になっている。【氏名、(現在の持ちチップ)】
Dan Smith (7,735,000),
Erik Seidel WSOPブレスレットを8個(6,835,000),
Talal Shakerchi (6,745,000),
Dominik Nitsche WSOPブレスレットを4個(6,550,000),
Jason Koon (6,540,000),
Christoph Vogelsang (5,680,000),
Nick Petrangelo ブレスレット1個(5,300,000),
Justin Bonomoブレスレットを2個 (4,715,000),
Stephen Chidwick (4,550,000),
Fedor Holz ブレスレットを1個(3,220,000),
Adrian Mateosブレスレット3個(3,100,000)
The Big One for One Drop
百万ドル、ノー・リミット・テキサス・ホールデム
7月15日より3日間の開催、バイ・インが世界史上最高額となった今年度のこのトーナメントは、WSOPで4回目の開催となります。昨年度の優勝者のダニエル・コルマン氏(プロ・ポーカー・プレイヤー、アメリカ、マサチューセッツ州)はWSOP 2017の同じ種目にて $15,306,668獲得しています。 昨年は、「ワン・ドロップ」に因んで、バイ・イン額を$1,111に設定し、111人までの参加枠としました。このトーナメント種目は「ワン・ドロップ」財団へ寄付金としてバイ・イン総額の8%が贈呈されるというものです。また、ハウス側もレーク無し(寺銭取らず)です。 今年は、参加枠を48人としています。百万ドルのバイ・インは$920,000が賞金プールへ、そして$80,000が寄付金となり「ワン・ドロップ」財団へとなります。48名が参加した場合、上位8位までが賞金獲得でき、優勝賞金は$15,356,993となります。 *「ワン・ドロップ」とは、2007年にカナダはモントリオール発信であるサーカスパフォーマンス集団、「シルク・ドュ・ソレイ」代表でファウンダーであるギィ・リベラルテ氏が発起人として始まったもので、世界の水不足、水の環境改善を課題とし、「違いを作る」をスローガンにしたプロフェクトです。世界中で水不足に悩む地域への飲料可能な水を供給をするため、各界で募金活動をやっています。今回のように、ポーカーイベントdあったり、スポーツイベント、シルク・ドゥ・ソレイのシアターのパフォーマンスだったりします。私も昨年一度シルク・ドゥ・ソレイがその日の為だけに一回公演を開催したパフォーマンスに招待していただき感動してきたところです。蛇足ですが、このトーナメント参加者はシーザーズ・エンターテイメントのグループ・カジノ内で、「セブンスター」のステータスを頂戴でき、数々のベネフィットが付いてきますよ。
ポーカー通のスポーツ選手
このトーナメントには参加していないが、スポーツ選手、特にサッカー選手にポーカープレイヤーが多いのはなぜだろうか?今年の夏は、ワールドカップがあり、WSOPにも参加できなかったサッカー選手も何人かいるのではないか。 ヘラルド・ピケ、ネイマール・ジュニア、クリスチアノ・ロナルド、テディ・シャリンガム、マリオ・ベイズラー、デニールソン、などはポーカー通で有名である。
FIFAワールドカップもフランス優勝が決まり、ウィンブルドン男子シングルもジャコビッチが優勝、ESPN的にも非常に多忙な日曜日となった。ケーブル・テレビもスマホで見る世の中になったので、デスクの上がメディア機器でごった返すようになった。ソーシャルメディアを追っかけ、テレビの視聴もした。この一か月はスマホが大活躍した。暫く静かな日常になりそうだ。
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